「定年後は趣味に生きる」そう決めていたはずなのに、いざ自由な時間が増えると、今度は減りゆく貯蓄残高が気になって心から楽しめない。そんなジレンマを抱えていませんか?
かつて公務員として組織に尽くしてきた私たちにとって、お金とは「時間と引き換えに得るもの」でした。しかし、組織を離れた今、その常識を覆す働き方があります。それが、あなたの「趣味の記録」を「資産」に変える、Kindle電子出版です。
特別な文才も、高額な初期費用も必要ありません。必要なのは、長年書き溜めた趣味のノートと、PC一台だけ。在庫リスクゼロで始められ、一度出版すれば寝ている間もチャリンチャリンと印税を生み出し続ける。そんな夢のような仕組みが、Amazonという巨大プラットフォームを使えば誰でも実現可能です。
本記事では、元国家公務員であり、退職後に電子出版で累計500万円以上の印税を得ている筆者が、趣味を「消費」から「生産」へ変える具体的なメソッドを解説します。釣り、バイク、料理、園芸……あなたのそのマニアックな知識が、誰かの役に立ち、そしてあなたの老後を豊かにする「自分年金」になるのです。さあ、書く副業の扉を開けてみましょう。
あなたの「趣味ノート」が、老後の最強の資産になる理由
定年退職を迎え、あるいはその日を間近に控え、ふと自分の手元にある「趣味の記録」を見返したことはありませんか。長年撮りためた風景写真、こだわりの釣り日誌、あるいは失敗を繰り返しながら完成させたプラモデルの製作メモ。これらは、あなたにとっては単なる「思い出」かもしれませんが、実はこれからの時代、最強の「資産」になり得る原石なのです。
私たち公務員は、長らく「副業禁止」というルールの下で生きてきました。そのため、労働以外でお金を得るという発想がどうしても希薄になりがちです。しかし、組織を離れた今、そのリミッターを外す時が来ました。
私が提案するのは、あなたの趣味をただ消費するだけでなく、電子書籍という形で「生産」し、世の中に送り出すことです。AmazonのKindle出版を利用すれば、元手ゼロ、在庫リスクゼロで、誰でも「著者」になることができます。そして、あなたが寝ている間も、旅行に行っている間も、その本は24時間365日、書店という巨大なマーケットであなたの代わりに稼ぎ続けてくれるのです。
これは、かつて私たちが毎月積み立ててきた年金と同じ「ストック型」の収入です。違いは、掛け金(お金)ではなく、あなたの「経験」を積み立てる点にあります。
「消費」するだけの趣味から「生産」する趣味へ
趣味にはお金がかかるもの、というのが一般的な常識です。カメラ、バイク、旅行、園芸。どれも楽しめば楽しむほど、財布の中身は減っていきます。しかし、その過程で得た知識や経験を「コンテンツ」としてアウトプットすることで、そのお金の流れを逆転させることができます。
例えば、あなたが「週末のそば打ち」を趣味にしているとしましょう。美味しい蕎麦を打って家族に振る舞う、これは「消費」の趣味です。しかし、「初心者が失敗しないそば粉の選び方」や「水回しのコツ:失敗談から学ぶリカバリー術」といったテーマで文章にまとめ、電子書籍として出版すれば、それは「生産」の趣味に変わります。
読者は、プロの職人が書いた高尚な技術書よりも、自分と同じ目線で悩み、失敗を乗り越えた「先輩」のリアルな記録を求めています。あなたの試行錯誤の記録こそが、誰かの役に立つ価値ある情報なのです。
Kindle出版は「本屋に自分の棚を持つ」こと
紙の本を自費出版しようとすれば、数十万円から数百万円の費用がかかります。売れ残れば大量の在庫を抱え、処分費用まで発生するリスクがありました。元会計担当として言わせていただければ、これはあまりにハイリスクな投資です。
しかし、Kindle出版は違います。デジタルデータであるため、印刷コストも保管コストもかかりません。Amazonという世界最大の書店に、無料で自分の棚を持つことができるのです。売れなくても失うものは何もありません。
さらに、一度出版すれば、絶版になることもありません。5年前に書いた本が、今日突然売れることもあります。あなたがこの世を去った後も、著作権が続く限り、その本は家族に印税をもたらし続ける資産となります。これこそが、私が「書く趣味」を推奨する最大の理由です。
特別な才能は不要!「マニアックな記録」ほど読まれる真実
「自分には作家のような文才はない」「人に教えられるような立派な趣味ではない」と尻込みする必要はありません。むしろ、Kindleの世界では、一般的で当たり障りのない内容よりも、狭く、深く、マニアックなテーマの方が読まれる傾向にあります。
プロの教科書よりも「失敗談」や「リアルな数字」が求められる
大手出版社が出す本は、どうしても「多くの人に売れる」内容でなければなりません。そのため、内容は広く浅く、教科書的なものになりがちです。しかし、個人の電子書籍に求められているのは、もっと「生々しい」情報です。
例えば、「定年後の住宅ローン完済計画」というテーマであれば、ファイナンシャルプランナーが書く理論的な解説よりも、実際に定年退職した元公務員が「退職金をどう使い、毎月いくら繰り上げ返済し、生活費をどう切り詰めたか」という、通帳の数字に基づいたドキュメンタリーの方が、読者の心を打ちます。
成功体験である必要すらありません。「退職金で投資に失敗した話」や「再雇用先で人間関係に悩み、3ヶ月で辞めた話」といった失敗談は、これから同じ道を歩む人にとって、転ばぬ先の杖となる貴重な情報です。あなたの「痛い経験」がお金に変わるのです。
釣り、登山、料理…あらゆる趣味が「コンテンツ」に変わる
どのような趣味でも、切り口次第で出版のネタになります。
- 登山:「日本百名山制覇」のような壮大なものではなく、「膝が痛い50代でも登れる関東近郊の低山ガイド」や「トイレが綺麗な山小屋リスト」のようなニッチな情報。
- バイク:「最新マシンのインプレッション」ではなく、「30年前の旧車を維持するためのパーツ調達術」や「道の駅スタンプラリー完全攻略ルート」。
- 手芸・工作:「美しい作品集」ではなく、「特定の工程(例えば革細工のコバ磨きなど)だけに特化した解説書」。
このように、ターゲットを絞り込めば絞り込むほど、その情報を必要としている読者に「刺さる」本になります。ベストセラーを狙う必要はありません。ニッチな分野でロングセラーを目指すのが、個人出版の勝ち筋です。
知識ゼロから始める「資産化」の3ステップ
では、具体的にどのようにして出版すればよいのでしょうか。特別なソフトやプログラミングの知識は一切不要です。私たちが現役時代、毎日のように使っていた「あのソフト」があれば十分です。
ステップ1:過去の記録を「Word」に書き出す
原稿の執筆には、Microsoft Wordを使います。縦書きの設定も簡単にできますし、目次の作成機能もあります。普段使い慣れたソフトで、報告書を作成するような感覚で書き進めれば良いのです。
文字数の目安は、1万5千字から2万字程度。紙の新書が10万字程度であることを考えると、かなり少ない分量で済みます。原稿用紙なら40枚〜50枚程度です。これなら、週末に少しずつ書き進めれば、1ヶ月もあれば完成します。
重要なのは、見出し(構成)を先に作ることです。「はじめに」で読者の共感を呼び、本文でノウハウを伝え、「おわりに」で背中を押す。この公文書作成にも通じる論理的な構成力こそ、私たち元公務員の強みです。
ステップ2:表紙は「顔」!無料ツールでプロ並みに
電子書籍において、表紙は命です。書店で立ち読みができない分、読者は表紙のサムネイル画像を見て「読むかどうか」を一瞬で判断します。
デザインの経験がなくても心配ありません。「Canva(キャンバ)」という無料のデザインツールを使えば、プロが作成したテンプレートを使って、文字や写真を入れ替えるだけで、見栄えの良い表紙が作成できます。私も最初はパワーポイントで作った野暮ったい表紙でしたが、ツールを変えるだけで売上が大きく変わりました。
どうしても自信がない場合は、「ココナラ」などのスキル販売サイトで、数千円でプロに依頼するのも手です。これは消費ではなく、将来の印税のための「投資」です。
ステップ3:Amazonという巨大市場に「置いておく」
原稿と表紙ができたら、Amazonの出版サービス「KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)」にアカウント登録し、データをアップロードします。審査は通常72時間以内に完了し、問題がなければ世界中のAmazonで販売が開始されます。
この一連の手続きに、費用は一切かかりません。登録料も年会費もゼロです。一度アップロードしてしまえば、あとはAmazonが集客、販売、代金回収、そしてあなたへの印税支払いを全て自動で行ってくれます。
あなたがやるべきことは、出版したことを自分のブログやSNSで少し告知することくらいです。あとは、趣味の続きを楽しみながら、次の本の構想を練るだけです。
労働収入と違って「寝ている間も稼ぐ」印税の仕組み
再雇用で働く場合、働いた時間に対して給与が支払われます。病気で休めば給与は減りますし、辞めれば収入は途絶えます。これが「労働収入(フロー収入)」です。一方、Kindle出版は「権利収入(ストック収入)」です。
1冊の利益は小さくても「積立」が効く
Kindle出版のロイヤリティ(印税率)は、条件を満たせば最大70%です。例えば500円の本が1冊売れれば、約350円があなたの収入になります。
「たった350円か」と思うかもしれません。しかし、これが毎月10冊売れれば3,500円。年間で42,000円です。もし、あなたが趣味の記録を書き溜めて、10冊の本を出版したらどうでしょう。単純計算で年間42万円の副収入になります。
しかも、これは労働の対価ではありません。あなたが温泉旅行を楽しんでいる間も、過去に出版した10冊の本が、自動販売機のように稼ぎ続けてくれるのです。年金の不足分を補うには十分すぎる金額ではないでしょうか。
Kindle Unlimitedなら「読まれたページ数」でお金になる
「無名の新人の本なんて買ってもらえない」という心配もあるでしょう。しかし、Amazonには「Kindle Unlimited」という読み放題サービスがあります。
KDPセレクトというプログラムに登録(無料)すると、あなたの本もこの読み放題の対象になります。そして、読み放題会員に読まれた場合、「読まれたページ数 × 約0.5円(相場)」のロイヤリティが支払われます。
購入のハードルが高い有料販売と違い、読み放題ユーザーは「面白そうだ」と思えば気軽にダウンロードしてくれます。パラパラと流し読みされるだけでも、100ページ読まれれば約50円の収益になります。私の経験上、収益の半分以上はこの「読まれたページ数」によるものです。無名の個人にとって、これほどありがたいシステムはありません。
まとめ:今日から「書く趣味」を始めよう
定年後は、時間がたっぷりあります。その時間をただ浪費するのか、それとも未来のための資産作りに充てるのか。その差は、数年後に決定的な違いとなって現れます。
あなたの趣味のノート、スマホの中の写真、そして心の中にしまってある経験。それらは全て、誰かが知りたいと願っている「お宝」です。完璧な文章でなくて構いません。まずはWordを開き、最初の一行を書き出してみてください。
「書くこと」自体が新しい趣味になり、それがやがて「自分年金」という果実をもたらしてくれます。組織に頼らず、自分の名前で世の中に価値を届ける喜び。それは、何歳からでも始められる、人生最高の冒険です。
さあ、あなたの物語を、世界へ。


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