公務員の独立は行政書士以外が正解?資格なしで稼ぐ元職員の生存戦略

公務員の独立は行政書士以外が正解? 組織を出た生き方
公務員の独立は行政書士以外が正解?

「公務員を辞めたら、とりあえず行政書士登録をするべきだろうか」

「他にスキルがないから、資格がないと独立なんて無理だ」

定年や早期退職を考えたとき、多くの公務員の頭をよぎるのは、試験免除で資格が取得できる行政書士の道ではないでしょうか。しかし、少し立ち止まって考えてみてください。あなたが本当に手に入れたいのは「行政書士という肩書き」ですか?それとも、組織のしがらみから解放され、経済的な不安なく自由に暮らす「豊かな時間」でしょうか。

もし後者であるなら、難関資格や士業の看板は必ずしも必要ありません。むしろ、競争が激しく営業力がモノを言う士業の世界は、私たち元公務員にとって茨の道になることさえあります。

この記事では、国家公務員を退職し、行政書士登録をせずに「自分の力」だけで独立生計を立てている私が、資格に頼らない新しい稼ぎ方についてお話しします。それは、長年の公務員生活で培った「書く力」を資産に変える、最も堅実でリスクの低い方法です。再雇用にも資格にも依存しない、自分だけの収益源を作るための羅針盤としてお読みください。

なぜ多くの公務員は独立=行政書士と考えてしまうのか

公務員として長年勤め上げると、退職後の進路として真っ先に思い浮かぶのが行政書士です。しかし、そこには思考停止の落とし穴が存在していることに気づかなければなりません。

公務員の独立は行政書士以外が正解?
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試験免除という「甘い罠」と飽和する市場

公務員として一定の年数勤務すると、行政書士試験が免除される特例があります。これは一見すると特権のように思えますが、ビジネスの視点から見ると大きなリスクを孕んでいます。「試験を受けなくていいから」という消極的な理由で参入する人が後を絶たないため、元公務員の行政書士は市場に溢れかえっているのが現状です。

厳しい言い方になりますが、ビジネスの世界は需要と供給で成り立っています。供給過多の市場に、営業経験のない元公務員が丸腰で飛び込んでも、待っているのは価格競争と顧客獲得の苦労です。「資格さえあれば仕事が来る」というのは、昭和の時代の幻想に過ぎません。

士業は結局「クライアントワーク」であり自由ではない

もう一つの問題点は、士業が「クライアントワーク」であるということです。顧客からの依頼があり、納期があり、要望に応えなければ報酬は発生しません。これは、上司が顧客に変わっただけで、他人のスケジュールや都合に振り回されるという点では、組織にいる時と変わりがないのです。

「組織のしがらみから解放されたい」「自分のペースで仕事をしたい」と願って独立したはずなのに、気づけば顧客の理不尽な要求に頭を下げる日々。これでは、何のために公務員を辞めたのか分からなくなってしまいます。私たちが目指すべきは、時間の切り売りではなく、自分のペースで収益を生み出す仕組み作りです。

行政書士以外で元公務員が輝く「第3の選択肢」とは

では、行政書士以外にどのような道があるのでしょうか。飲食店経営や不動産投資など様々な選択肢がありますが、退職金を溶かすリスクがあるものは推奨できません。私が提案するのは、元手がかからず、あなたの経験がそのまま商品になる「コンテンツビジネス」です。

在庫リスクゼロ・初期投資ゼロの「コンテンツビジネス」

コンテンツビジネスとは、自分の知識や経験を文章や動画などのデジタルコンテンツとして販売したり、広告収入を得たりするビジネスモデルです。具体的には、AmazonのKindle(電子書籍)出版や、特化型ブログの運営がこれに当たります。

このビジネスの最大の利点は、在庫を抱えるリスクがゼロであり、パソコン1台あれば自宅ですぐに始められることです。店舗を借りる必要もなければ、商品を仕入れる必要もありません。失敗しても失うのは作業時間だけで、金銭的なダメージはほぼ皆無です。堅実さを好む公務員の気質に、これほどマッチしたビジネスモデルは他にないでしょう。

あなたの公務員経験は「Kindle」と「ブログ」で資産になる

「自分には売れるような知識なんてない」と思うかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。あなたが当たり前のようにこなしてきた業務、組織内での処世術、趣味の園芸や釣りの知識、あるいは退職前後の手続きの苦労話。これら全てが、誰かにとっては「喉から手が出るほど欲しい情報」になり得ます。

例えば、私の場合は元会計担当としての知識や、退職後の生き方そのものをコンテンツにしています。あなたが「こんなことは誰でも知っている」と思っていることこそ、組織の外の人にとっては貴重なノウハウなのです。電子書籍やブログ記事として一度世に出してしまえば、それらは24時間365日、あなたが寝ている間も働いてくれる「資産」となります。これが、私が提唱する「自分年金」の正体です。

公務員の「事務処理能力」こそ最強の武器になる理由

ネットで稼ぐというと、ITスキルや派手なマーケティング能力が必要だと思われがちです。しかし、Kindle出版やブログ運営において最も重要なのは、実は公務員が毎日行っている「地味な作業」のスキルです。

公務員の独立は行政書士以外が正解?
公務員の独立は行政書士以外が正解?

霞が関・役場で培った「誰にでも伝わる文章術」

公務員の仕事の大半は、文書作成です。起案書、報告書、答申書、住民への案内文。これらを作成する際、私たちは常に「誤解なく、正確に、誰にでも分かるように」書く訓練を受けてきました。

この「分かりやすく伝える力」こそが、読まれるコンテンツを作る上での最大の武器になります。小説家のような華麗な表現は必要ありません。読者が知りたい情報を、論理的に整理して届ける。この点において、数十年文書を作り続けてきた元公務員のスキルは、プロのライターにも引けを取りません。自信を持ってください。あなたの書く力は、ネット社会で十分に通用する価値あるスキルです。

毎日淡々と作業を積み上げられる「継続力」の価値

ブログや電子書籍で成果を出すために必要なのは、一発逆転のアイデアではなく、コツコツと記事を書き続ける「継続力」です。雨の日も風の日も定時に出勤し、膨大な事務処理を淡々とこなしてきた公務員の忍耐強さは、個人ビジネスにおいて圧倒的なアドバンテージとなります。

多くの人は、結果が出る前に飽きて辞めてしまいます。しかし、私たちは決められたタスクを完遂することに慣れています。「今日はここまで書く」と決めて実行する。この当たり前のことができるだけで、ネットビジネスの世界では上位数パーセントに入ることができるのです。

【実践編】退職後に路頭に迷わないための具体的なロードマップ

では、具体的にどのように動き出せばよいのでしょうか。いきなり退職届を出すのではなく、在職中から虎視眈々と準備を進めるのが元公務員流の賢いやり方です。

在職中から準備できる「ネタ探し」と「市場調査」

公務員法により、在職中の副業(営利活動)は制限されています。しかし、準備活動は禁止されていません。まずは、自分が発信できそうなテーマを書き出してみましょう。

仕事の専門知識、長年続けている趣味、克服したコンプレックスなど、何でも構いません。そして、AmazonのKindleストアやGoogle検索で、似たようなテーマの本やブログがないか調査します。競合がいるということは、そこに需要があるという証拠です。

また、文章を書くリハビリとして、収益化しない日記ブログを書いてみるのも良いでしょう。公務員としての守秘義務に触れない範囲で、日々の気づきを言葉にする習慣をつけておくことで、退職後スムーズに執筆活動に入ることができます。

退職金を守りながら小さく始める「ひとりビジネス」の鉄則

退職金が入ると、つい気が大きくなって投資話やフランチャイズの勧誘に乗りたくなるかもしれません。しかし、私が強くお伝えしたいのは「退職金には手をつけない」という鉄則です。

コンテンツビジネスは、元手がほとんどかかりません。必要なのはパソコンと通信環境、そして数千円程度のサーバー代やドメイン代だけです。最初から大きな利益を狙わず、まずは月数万円のお小遣い稼ぎを目指して小さく始めましょう。リスクを最小限に抑えながら、徐々に収益を育てていく。この「小さく産んで大きく育てる」姿勢こそが、精神的な安定を保ちながら長く稼ぎ続ける秘訣です。

会計担当の視点:資格よりも大切な「税と社会保険」の知識

独立するということは、経営者になるということです。ここで避けて通れないのが、税金と社会保険の問題です。私は元会計実務担当として、ここは声を大にして言いたい部分です。

稼ぐこと以上に重要な「守る力」を身につける

会社員時代は給与から天引きされていたため、税金を「取られるもの」としてしか認識していなかったかもしれません。しかし個人事業主にとって、税金の知識は利益を直接左右する重要な要素です。

いくら稼いでも、無防備に税金を取られてしまっては手元にお金が残りません。また、国民健康保険料の高さに驚愕する元公務員も少なくありません。どのような経費が認められるのか、所得控除をどう活用するか。こうした「守りの知識」は、行政書士の資格勉強では身につきません。実務に即した会計知識を学ぶことの方が、あなたの財布を直接守ってくれます。

青色申告とiDeCoで手取りを最大化する

具体的に抑えておくべきは「青色申告」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」、そして「小規模企業共済」です。これらは国が用意した最強の節税ツールです。

特に青色申告特別控除は、適切に帳簿をつけるだけで65万円の控除が受けられます。また、iDeCoや小規模企業共済は、掛金が全額所得控除になるため、将来の自分年金を積み立てながら、現在の税金を安くすることができます。こうした制度をフル活用し、国に頼らず自分で自分を守る仕組みを構築しましょう。

組織を離れたからこそ味わえる「真の自由」とセカンドライフ

最後に、ビジネスのその先にある未来についてお話しします。私たちが稼ぐ目的は、通帳の数字を増やすことだけではありません。

再雇用なしで自分のハンドルを握る生き方

再雇用を選ばず、組織を離れる決断は勇気がいります。しかし、その先には「誰にも指図されない」という圧倒的な自由が待っています。朝、満員電車に乗る必要はありません。嫌な上司の顔色を伺う必要もありません。

働く時間も、場所も、内容も、すべて自分で決めることができます。「自分の人生のハンドルを自分で握る」。この感覚こそが、組織人では決して味わえない独立の醍醐味です。孤独を感じることもありますが、それは自由の裏返しであり、自分自身と向き合う貴重な時間でもあります。

稼いだお金で人生を遊ぶ「攻め」の老後

自分で稼ぐ力がつけば、年金への不安から過度な節約に走る必要もなくなります。私は、Kindleやブログで得た収益を使って、愛車でのツーリングや旅行、最新ガジェットの購入など、趣味を全力で楽しんでいます。

「遊ぶために稼ぎ、遊んだ経験をまた記事にして稼ぐ」。この好循環に入れば、人生はエキサイティングな冒険に変わります。縮こまって余生を過ごすのではなく、攻めの姿勢で人生を謳歌する。そんなセカンドライフを、あなたも実現してみませんか?

まとめ

公務員の独立において、行政書士などの資格取得は必須条件ではありません。むしろ、既存のレッドオーシャンに飛び込むよりも、あなたが長年培ってきた「書く力」や「事務処理能力」を活かし、在庫リスクのないコンテンツビジネスに取り組む方が、現代においては賢明かつ安全な選択と言えます。

大切なのは、組織の看板に頼らず、個人の名前で価値を生み出す覚悟と、ほんの少しの行動力です。特別な才能は必要ありません。パソコン1台あれば、今日からでも準備は始められます。

当サイトでは、電子書籍の出版方法からブログ運営、そして元会計担当だからこそ分かる税金の知識まで、私の実体験を包み隠さず公開しています。ぜひ他の記事も参考にしていただき、組織に縛られない自由な未来への第一歩を踏み出してください。あなたの挑戦を、心から応援しています。

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